落とし物

先週、出社途中に地下鉄のホームで落とし物を拾った。

ちょうど電車から降りる人でいっぱいの時だ。

前方で何か落ちる音がしたので、気にしてたらやっぱり落ちていた。

落とし物はネームプレート。社名のロゴと、名字が入ってるシンプルなもの。

落としたばかりの物なので、前方を歩いている誰かが落とし主にまちがいない。

しかし如何せん(いかんせん)数が多い。

ふと思ったのが、ネームプレートに名前があるので、

「○○さん!」と呼べば振り向くんじゃないか?ということ。

しかしそんな場所で大きな声を出せば○○さん以外の人も振り向くだろうし、この手を使うには人が多すぎると判断した。

なにより『恥ずかしい』のが一番の理由だが・・・

結局、改札の駅員さんに渡して会社へ向かった。

歩きながら、ふと、駅員さんは落とし主に連絡するんだろうかと考えた。

財布や免許証ほど重要度は高くないし、連絡先を調べるのも面倒だろう。

そう思ったので、会社についてからgoogleロゴマークだった社名のアルファベット3文字を検索してみた。

「連絡先を調べるのも面倒だろう」と書いたけど、ググったらすぐに分かった。

しかし該当すると思われる支社の連絡先にメールアドレスはなく、電話番号が記されているのみ。

ここで電話するか否か迷った。

もし落とし主が若くてきれいな独身女性で、私がヲタな毒男なら、「電車男」のようなラブロマンスに発展する可能性もなくはないが、ヲタとかもてないとか別にして、妻子持ちなので止めておいた。

結局、

本社のお問い合わせページのフォームに書き込んで送信しておいた

ネームプレートの紛失だけなら総務課に始末書1枚書いておしまいだったのが、私の投稿によって、

本社を巻き込んでの企業体質に対するのバッシング

みたいにとられると○○さんの立場が悪くなるなぁ・・・

そんなつもりは全然なかったんだけど・・・

ごねんね、○○さん。